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ヌルヌル成分フコイダンは1913年にスウェーデンの学者に発見されました!

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海の恵フコイダンはモズクからの精製が一番効率的だといわれています。
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フコイダンとは

 人類のみならず、あらゆる生物が「海」から生まれてきたことは皆さんもご存じのことでしょう。いわゆる「生命のふるさと」ともいうベき海ですが、そこに生育する海藻には、まだまだ解明されていない多くの「なぞ」が含まれています。海で育まれたモズクやメカブ(ワカメの根に近いところにできるヒダ状の葉、コンプ、ヒジキなどの海藻がからだによいことは、だれでも聞いたことがあると思います。フコイダンはこの海藻から採れるのです。


 海藻類は、一般的にカルシウムやヨウ素などのミネラルやビタミンを豊富に含み、食物繊維も多く、しかも低カロリーであることが特徴です。かつては、日本ではおなじみの食材で、毎日必ずといってよいほど食卓にのぼりました。しかし、
第2次世界大戦後、これらの食材は急激に姿を消していきます。代わって登場したのが、動物性タンパク質に富む牛や豚などの肉類です。いわゆる「食の欧米化」でした。これと並行して「病の欧米化」が進展していきます。


 ここにきて、海藻が見直されてきています。「病の欧米化」に対する予防法とでも呼ベるでしょうか。アメリカやヨーロッパで海藻に対しての科学的な研究が次々と発表され、話題を集めるようになりました。
モズクやメカブ、コンブには海藻独特のヌルヌルがあります。この
ヌルヌルの成分が実はフコイダンなのです。化学的には硫酸化多糖類に属し、食物繊維の一種です。フコイダンは海藻の種類によって異なりますが、モズクには特に硫酸化フコースという成分が多く含まれています。そして、このモズクのヌルヌル成分がフコイダンであり、健康によいということがわかってきたのです。


 フコイダンという物質は100年近く前の1913年に、H・Z・キリン博士が褐藻類から分離して明らかしたものですが、フコイダンがされるようになったのはそれほど昔のことではありません。それは、フコイダンの構造が多糖類として非常に複雑な構造で、その成分を取り出して分析することが難しかったからです。
フコイダンが他の多糖類と異なり、硫酸基という成分をもっているのが、研究をより困難にしました。
 フコイダンの成分である硫酸基とは、劇薬の硫酸の基になる成分ですが、
単体では全く無害な成分です。


フコイダンのヌメリ成分の働きとは

 海藻は一般的に色によって分類されています。褐藻類、紅藻類、緑藻類、藍藻類というようにです。褐藻類はモズクやコンブ、ワカメ、ヒジキ、紅藻類はテングサ、アマノリ、緑藻類はアオノリ、アオサ、藍藻類はクダモ、ヒゲモなどです。

 海藻に含まれるフコイダンはどのような働きがあるのでしょうか。なぜヌメリ成分があるのでしょうか。フコイダンは海藻の葉にある粘膜管から分泌されます。葉や茎が潮の流れや砂などで傷んだときに、そこから細菌が侵入しないように防御してくれているのです。さらに引き潮のときに海藻は大気にさらされて乾きますが、フコイダンはこの乾燥も防いでくれます。まさにフコイダンの成分ヌルヌルは「天然の潤い成分」といってもよいのです。


 このため深い海域で成長する褐藻類よりも浅い海域で繁茂する褐藻類のほうがフコイダンの含有量が多いのが特徴です。コンブよりもモズクのほうがヌメリ成分が多く、海藻のなかでもフコイダンがいちばん多いのがモズクといわれています。

 
  食用とされるモズクは、イトモズクとオキナワモズクの2種類で、
沖縄で好まれているオキナワモズクのほうが栄養価が高く、現在ではほとんどがオキナワモズクになっています。国内で消費されるモズクの90%以上がオキナワモズクです。ただし、オキナワモズクという名前がついていますが、これは沖縄だけでとれるものではなく、温暖な海に生育するモズクの種類を表しています。現在ではノリと同じように養殖技術が発達し、オキナワモズクも養殖でつくられ、その大半は沖縄で養殖されているのです。


 さらに、
南太平洋諸島のトンガ王国などでも、最近はさかんにモズクが採取されるようになってきました。こちらもたいへん良質なモズクとして市場に出回っています。トンガ王国は、サンゴ礁に囲まれた大小170の島からなる国です。各島のまわりのトンガ海溝から上昇してくる水は清澄で、ミネラル分を豊富に含んでいます。水質汚染とは全く無縁のこの海域は、またフコイダンの原料である天然モズクの絶好の採取場となっているのです


「フコイダン」成分が多いのはモズク

 一般的に「フコイダン」が多い海藻はモズクといわれていますが、どれくらいの量が含まれているのでしょうか。流球大学の研究によれば、モズクのフコイダンの化学組成は、全糖が67.2%、ウロン酸13.5%、灰分23.0%、硫酸11.9%、水分3.2%であることが確認されています。構成糖の大部分はL-フコースで、ほかにDキシロースがわずかに含まれているだけです。多糖類のなかでも90%以上がフコイダンで、純度が高いのが特徴になっています。
(注:L-フコース、Dキシロース等についてはフコイダン用語集をご参照下さい。)


 また、この組成がフコイダンを精製しようとしたときに理想的なことも確かめられています。仮にコンブからフコイダンを精製しようとすると、ヌメリ成分の一つアルギン酸などが混入して精製するには時間と手間がかかりすぎます。さらに、コンブはモズクに比べてフコイダンの含有量が5分の1から8分の1しかなく、
フコイダンを能率よく効果的に精製するにはモズクが一番適していることがわかり、フコイダンを安定して供給することが可能となったのです。


 一方、
トンガ王国産モズクにもフコイダン成分が多く含まれています。「超低分子モズクエキス入りフコイダン」の原材料はこのトンガ王国産モズクです。
 生のモズク1kgから抽出できるフコイダンは1gといわれています。たくさんのフコイダンを摂取しようとすると、スーパーなどで売っている
モズク20パック分(1パック90g)以上も食べなければなりません。


 毎日20パックも食べ続けるのは、実際には無理です。飽きてしまうばかりか、栄養バランスが偏り、塩分の過剰摂取も心配です。その上、
生のモズクをいくら食べても、肝心のフコイダンは私たち人間の体内では消化吸収されずに体外へと排出されてしまうのです。
 さらに自然のモズクに含まれるフコイダンは成分量も一定しない欠点があり、このため
天然のものを確実に摂取するには科学的な方法でかつ安全に抽出された健康食品などのフコイダンが理想的といえるのです。


フコイダンの原料のモズクとは

 フコイダンの原料であるモズクは地域によってモゾコ、モウゾコ、などとも言われる褐藻類モズク科の海藻です。たいへん粘り気があり、糸状で複雑に分かれており、長さは30センチほどあるのに、太さは元の部分で1ミリにすぎません。


 モズクはホンダワラなどの大型の海藻に付着し、九州や本州の沿岸で潮が引く一帯や低潮線などに見られ、春から夏に波が静かなところに自生しています。


 一般に納豆やモロヘイヤなど、ねばねばしている食品は体に良いとされますが、フコイダンの原料であるモズクもカルシウム、鉄分、ビタミン、ヨウ素、食物繊維などを豊富に含んでいます。


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