フコイダン用語集

フコイダン用語を用いたご説明

 フコイダンは硫酸化多糖体※1の一種で、モズク・コンブ・わかめ・ひじき等、褐藻類の表面を覆うヌルヌルした成分に含まれており、水溶性の食物繊維でもあります。硫酸化フコース※2を主とする多糖体※3です。海藻類全体に含まれる硫酸化アミノ多糖類の総称でもあります。 1913年、スウェーデンの学者(H・Z・キリン博士)によりコンブのヌメリ成分のひとつとして発見されたフコイダンは、分子構造がとても複雑で、分析や抽出が非常に困難であったため、近年まであまり研究されることはなかったのです。 このヌルヌル成分は海藻の種類により構造または含有量が異なり、モズクに最も多く含まれる硫酸化フコース※2というヌメリ成分には、コンブやメカブなどの約6倍~8倍の含有量があるといわれています。 褐藻類のフコイダンは、糖がいくつも結合しあって結びついた多糖体※3に分類されますが、構成する糖には、ガラクトース※4フコース※5キシロース※6などの種類があって、これらは一般的に、糖脂質※7と呼ばれています。 未だにフコイダンについては明確な定義づけはされておりませんが、通常構成糖にフコース※5だけを持つものをフコイダン、フコース以外の糖を含むものをフコイダン様多糖体※8といっています。しかし、これらを総称してフコイダンと呼んでいます。フコイダンの性質は高分子多糖体※3といって、糖質が複雑に絡みあった構造をしていることが分かっています。

 『各用語』(※1~8)

  ※1 硫酸化多糖体
糖がいくつも結合しあってくっついたものすなわち多糖体へ、さらに硫酸基という成分が結合したものをいいます。

※2 硫酸化フコース
フコースという単糖に硫酸基が結びついたもので、品質の高い天然の モズクを原料に、特許技術により高純度で抽出したL-フコースを含有して、エステル結合した硫酸基をもつ高分子多糖体を「フコイダン」といいます。
エステ結合の詳細はこちらで。

※3 多糖体
多数の単糖類が,グルコシド結合によってつながったもの。

※4 ガラクトース
脳糖(brain sugar)とも呼ばれる。乳製品や甜菜、ガム、および粘液で見出される他、ヒトの体内でも合成され各組織で糖脂質や糖タンパク質の一部を形成する。 エネルギーとなる食物で、栄養性の甘味料であると考えられる。 グルコースほど甘くなく、またそれほど水に可溶性でもない。

※5 フコース
メカブ、昆布、ワカメなどの褐藻類に含まれるヌルヌルした成分で 水溶性の食物繊維です。

※6 キシロース
キシロースは木糖(WoodSugar)ともいわれ、天然には遊離の単糖としては存在しない。植物の木質化した細胞膜を構成する多糖類キシランとして、広く自然界に存在する。キシロースはこのキシランを加水分解、精製して作られる。

※7 糖脂質
グルコース(ブドウ糖)、ガラクトース(Gal)、マンノース、
N-アセチルグルコサミン(GlcNAc)、N-アセチルガラクトサミン(GalNAc)、フコース、キシロース、シアル酸などの糖は、複雑に連なって、糖鎖を形成する。


マンノース
アロエ サボテン、多くの植物 燕窩(えんか - アナツバメの巣)、果実や果皮などに含まれる。
(L-マンノースは天然には存在しない)

N-アセチルグルコサミン
ヒアルロン酸の元。エビやカニの甲羅の主要成分、体内でヒアルロン酸に変わります。

N-アセチルガラクトサミン
燕窩(えんか - アナツバメの巣)、牛乳などに含まれる。

シアル酸
人の細胞のほかに、母乳や卵などに存在。

糖鎖
蛋白や糖脂質と結合して、糖蛋白質や、糖脂質となり、結合した蛋白質や脂質を安定化させたり、蛋白質のタグ(荷札)として細胞間での情報伝達に、重要な役割を果たしたり、プロテオグリカンとして 水分を結合させ組織を保護する。糖質と脂質の両万を含む。

※8 フコイダン様多糖体~フコース以外の糖を含む多糖体、内容は原料により様々。
原料にはワカメ、コンブ、メカブ、モズクが使用されることが多い。

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